✿はなの家から 117 10年が経過しました

撮影:高3Y君
撮影:高3Y君

今日までファミリーホームとしての役割を果たしてこられたのは、児童相談所や学校などの関係機関をはじめとし、携わってくださるすべての方々のご理解とご協力の賜物であり心より感謝を申し上げます。

中学1年生のころから私と暮らし始めたシンゴさん、ショウリさんがこの春3月に大学を卒業し晴れて社会人に…この間がちょうど10年。2人を含め15名の子どもたちが私とともに暮らし、人生歴史のページを重ねてきました。その他約30数名の子どもたちがショートステイや委託一時保護などワンストップあるいは緊急避難の場所としてはなの家に立ち寄っていきました。

11年目をスタートさせた「はなの家」では、この4月新に2人の大学生が誕生します。ともに県外の大学に進学し新たなステージへの第一歩を踏み出しますが、同年代の子どもたちとは少し違う荷物を背負ってのスタートです…背負う荷物が軽く感じるようになるまでにはもう少し時間がかかりそうなので必要なサポートや見守りを続けていきたいと思います。

 

昨年9月、当会の理事長である星さんが亡くなりました。あらためてご冥福をお祈り申し上げます。

青少年の自立を支える会のスタッフと当会に集ってくださるみなさんとともに精一杯子どもたちの未来のため力を尽くしていきたいと思いますのでこれまでと変わらないご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

 

元旦は、はなの家の誕生日。全員揃っての夕食と集合写真を撮ることが恒例でしたが、北陸での地震災害により集合写真のことがすっかり抜け落ちてしまいました…翌日には羽田空港での事故と大変な年明けに。

幸いにも栃木では少しの揺れを感じた程度で済みましたが、私は…携帯の緊急地震速報のアラームに東日本大震災を思いだし緊張が…

北陸地方に住み被災された方々は大変な状況に置かれていることに心が痛みます。亡くなられた方々への深い哀悼の意を表するとともに被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げたいと思います。