子ども虐待防止を目的にした栃木県内の民間団体でつくるネットワークです。2010年、児童虐待防止法制定10周年を機に設立されました。 子どもは時代を担う社会の宝です。しかしながら現在も、子どもの健やかな育ちを脅かす子ども虐待が増えています。平成29年度の虐待による死亡事例は67件(73人)で、5日に一人の子どもが命を落としています。
本年5月、東京都目黒区で両親から虐待を受けていた5歳女児が、「もうおねがいゆるして ゆるしてください」とノートに記して死んでいった事件は、日本中に衝撃を与えました。
増え続ける子ども虐待の背景の一つに、虐待を生み出す社会状況に対して私たちの危機感が乏しいことなどが考えられます。栃木の子どもの健やかな育ちを目指し、子ども虐待防止のために、みんなで手をつなぎましょう。
私たちは、子ども虐待防止のために「子ども虐待をなくそう!県民のつどい」、シンポジウム(共に2010年から)の開催、虐待防止パネルの作成(栃木県と協働)を行ってきました。これからも、広く市民に呼びかけ、積極的な活動を行っていきます。
子ども虐待は4つのタイプに分けられます。
身体的虐待
殴る、蹴る、火傷をさせる、溺れさせる、冬に戸外に長時間しめだすなどの身体的な暴力のことです。
ネグレクト(保護の怠慢)
食事を与えない、不潔なままにする、医者に連れていかない、車の中に放置する、登校を禁止するなどです。
性的虐待
子どもに性的行為を強要したり、性交を見せる、ポルノの被写体にするなどです。
心理的虐待
ひどい言葉で子どもを傷つけたり、極端に無視することによって、子どもに心理的外傷を負わせるような行為です。
僕はどうすればいいの?
虐待を受けていても、子どもにとっては唯一の親です。虐待を打ち明けることによって親から見捨てられるのではないか、より一層ひどい虐待を受けるのではないかという不安を感じて、なかなか周囲の人に助けを求めず、虐待が深刻化することも少なくありません。周囲の人たちが、日頃から子どもの表情や行動をよく見守り、早期に支援につなげることが大切です。
親も悩んでいる
親自身が養育された体験は、わが子への養育に反映されがちです。虐待する人の中には、子ども時代に虐待を受けた人も多いと言われています。また、児童虐待の要因として、社会的に孤立し、親だけで抱え込んで子育てする家庭が増えていることも指摘されており、地域社会の関わりが求められています。
おせっかいをやいて!
子どもを守るためには、児童虐待を社会全体の問題として関心を持っていくことが重要です。親の抱える育児不安に寄り添って支援したり、地域から孤立しないように声をかけたりする、日頃からの関わりが大切です。
相談・通告から
連絡した人の秘密は守られます。「もしかして、虐待?」と思ったら、ためらわずにお知らせください。あなたの勇気から、「支援」が始まります。
認定特定非営利活動法人青少年の自立を支える会
認定特定非営利活動法人ウイメンズハウスとちぎ
認定特定非営利活動法人だいじょうぶ
カンガルーOYAMA
特定非営利活動法人宇都宮子ども劇場
認定特定非営利活動法人チャイルドラインとちぎ
サバイバルネット・ライフ
認定特定非営利活動法人とちぎボランティアネットワーク
特定非営利活動法人キッズシェルター
一般社団法人栃木県若年者支援機構
特定非営利活動法人まちづくりネットワーク・笑顔
特定非営利活動法人ビリーブ
特定非営利活動法人子どもの育ちを支える会さくらネット小山
特定非営利活動法人すくすく子育てやぎハウス
社会福祉法人とちぎYMCA福祉会
事務局 : 自立援助ホーム星の家内
お問合せは下記連絡先までお願いいたします。