わが家には高校の受験生が2人います。
おかげさまでそれぞれが目指す高校に合格しました。
受験番号を見つけた時の子どもの笑顔・・・忘れません。
40年前の児童養護の世界では、私立高校への入学が認められていなかったと記憶しています。
殆どの子が中卒の15歳で就職しなければならなかったのです。
私も担当した子どもたちを住み込みの事業所に子どもを連れて「置いて」きたことが何度もあります。彼ら彼女らのその後がどれほど過酷なものだったかは、言うまでもありません。
たとえ優秀な子であってもいわゆる「滑り止め」のための私立高校の受験ができなく、公立高校の受験に失敗すると就職しなければならなかったのです。私たちの先輩たちはこの状況を憂い改善のために大変な苦労をしその結果が今につながっているということを忘れてはいけないのです。
今朝早く、大学生のシンゴ君から「4年生になれるよ」と電話がありました。実は進級できるかどうか心配していました。
やれやれ…です。
今は、大学に進学できる時代になりました。